いつものようにファンクラアプリで検索！
「今週もなりきっていくぞ！」ってことで向かったのはミナミ！「錵乃音ミナミ」さん。

最近、職場の近くでええ干物の定食屋見つけてな。
昼は専らそこの干物の定食やで。
目玉になるようなお得満載の日替定食なんてのはないけどな、干物の種類も豊富で、魚を日替わりにしたらそれだけで「1人日替定食や」いうて舌鼓打ってるわ。
ということで、今日は干物職人・・・と言いたいとこやが、それだとあまりにもひねりがないからな。
以前、『燻製家』いうのもやったし、今回は日本文化を飛び出してもっとワールドワイドに攻めていこう思ってな。
響きも似てるし『鋳物職人』にするわ。
鋳物いうのは茶道具や華道具にも使われるような俺らに身近なもの・・・(でもないか。笑)
のように思いがちやけど、その歴史は遥か遠く、人類・文明の進化と共にあったいうぐらい重要な役割を担ってきたもんでな。
まぁ、要するに物事はもっとマクロに捉えなあかんいうことやな。

最初にやってきたMちゃん。
めっちゃ可愛い子や。
Mちゃん「こんばんは」
俺「こんばんは」
Mちゃん「Mです、よろしくお願いします」
俺「俺です、よろしく」
Mちゃん「俺さんは何のお仕事してるんですか？」
俺「俺は鋳物職人や」
Mちゃん「イモノ？ってなんですか？」
俺「まぁ簡単に言うたら金属を溶かして、型に流し込んでものを作る職人やな」
Mちゃん「へぇ、職人さんなんですね。その鋳物って私たちの周りやったらどんなんに使われてるんですか？」
俺「んー、身近なとこで言えば茶道に使う道具とか」
Mちゃん「すみません、茶道を身近に感じたことがなくて」
俺「まぁ、普通に俺らが普段使う日用品から機械の部品やったり、金属の加工には割りとポピュラーな技法やな」
Mちゃん「金属でいうと包丁とかもその関連ですか？」
俺「いや、あれは鍛造いうてまた別物や。鍛冶屋とかが真っ赤な鉄叩いてるの見たことないか？」
Mちゃん「あ、なんかテレビで見たような」
俺「それが鍛造や。文字通り金属を叩いて「鍛える」技法や」
Mちゃん「また別なんですね」
俺「歴史でいうと叩いて鍛える技法の方が古いねんけどな。それの最高傑作が日本刀やな。切れ味、耐久性そして芸術性、どれをとっても超一流や 」
Mちゃん「専門じゃないのに詳しいんですね」
俺「もちろん『金属加工』ていう部分に関しては一通り学んでるからな。今の時代『こだわりや』いうて、専門性の高いことが美徳とされてるようやけどな、他のことも知らんのやったらそれは只の無知やで。もっと物事はでっかく見なあかんで」
Mちゃん「確かに。色んな物を知った上での方が話に説得力ありますしね」
俺「そやで。Aちゃんも細かいことにとらわれてたらあかんで」
Mちゃん「はい！ユッティーですね（笑）」
俺「ワカチコ！ワカチコ！！って、やらすな！（笑）」
ちょっとMちゃんには歴史含め、固く知識系で攻めてもうたな。
今日は自身の幅をもっとワイドに広げていこう思うし、次の子は違う感じで攻めてみるか。

続いてやってきたRちゃん。
美人タイプや。
Rちゃん「こんばんは」
俺「こんばんは」
Rちゃん「Rです」
俺「俺です」
Rちゃん「俺さんはどういう関係のお仕事されてるんですか？」
俺「まぁ大きく分けたら製造業やな」
Rちゃん「へぇ、何作ってるんですか？」
俺「鋳物いうてな、金属溶かして型に流してもの作ってるんや」
Rちゃん「それってどういう所で活躍してるんですか？」
俺「んー、その技術自体は機械の部品から色々なとこで使われてるけどな。まぁわかりやすいところでいうたら銅像とかな」
Rちゃん「え！じゃあ私の小学校にあった二宮金次郎もですか？」
俺「いや、どこの学校かわからんし（笑）でも可能性はゼロではないな」
Rちゃん「そっか、二宮金次郎像て国内に星の数ほどありますもんね」
いや、わからん。（笑）
天王寺のラブホ前のしか見たことないかな。（笑）

俺「多そうやな、確かに。まぁ俺みたいに銅像とか芸術関連の仕事してる職人さんは少ないし、もしかしたらRちゃんの学校のも可能性はあるな」
Rちゃん「芸術てことはやっぱりどなたか師匠とかいらっしゃるんですか？」
俺「おうおるで、遠くに」
Rちゃん「あ、大阪で修業したんじゃないんですね」
俺「大阪どころか日本でもないよ。イタリアや」
Rちゃん「え！？遠！なんでイタリアなんですか？」
俺「まぁ銅像やったりイタリアは芸術関連の鋳物多いし。腕磨くならそこかなって」
Rちゃん「芸術の都！」
俺「て言われてるんはパリ、フランスや（笑）」
Rちゃん「あ、そっか。イタリア行ってよかったですか？」
俺「もちほんや！芸術然り。あとは男磨き然りやで！」
Rちゃん「ダンディズム！」
俺「そうや、向こうでは銅像の扱いから、女性の扱いまで習ったわ」
Rちゃん「いや、なに修業してたんですか（笑）」
俺「いやいや、冗談抜きでほんまに通じるもんがあってな。向こうでは毎日キレイに丁寧に銅像磨くんやで。
やっぱり女性もそんな風に丁重にお相手せなあかんな、て学んだわ（笑）ちなみに今日みたいにシャツのボタンは第三まで開けるいうのも向こうで学んだことや」
ここまでオープンにしてたら風通しよくて気持ちええんや。

Rちゃん「いや、なんか開けすぎやな、おもたんです（笑）」
俺「そや、Rちゃんにはイタリア風のダンディな挨拶教えたるわ」
Rちゃん「私女ですけど、一応聞いときます（笑）」
俺「向こうでは『パンッツェッタ』言われたら、『ジローラモ！』て返すが極々普通のことやから」
絶対向こうでジローラモそんな有名ちゃうやろ（笑）

俺「まぁイタリア行ったとこにでも試してみ。皆すぐに友だちなれるわ」
Rちゃん「へぇー。有り難うございます！絶対に使います！」
俺「おう！いっぱい友だち作っといで（笑）」
Rちゃんが今後イタリア行くことがあるなら、土産話が楽しみでしゃあないな。
期待大やで。
まぁちょっと盛り上がりには欠けるとこもあったけど、今回は自身の幅を広げる目的があるからな。
毎回面白トークだけで終わらんよう、今日は勉強やな。
さて、次の子はどんな感じで攻めるかな。

続いてやってきたFちゃん。
切れ長の目がゾクゾクする感じや。
Fちゃん「こんばんは」
俺「こんばんは」
Fちゃん「Fです」
俺「俺です、よろしく」
Fちゃん「俺さん普段何されてる人ですか？」
俺「鋳物いうてな、金属溶かして色んなもの作ってるわ」
Fちゃん「へぇー、職人さんみたいなもんですか？」
俺「まぁ自分で言うてもうたら恥ずかしいけど、大層に言うたら職人やな」
Fちゃん「じゃあお休みとかもお仕事次第って感じなんですか？」
俺「んー、せやな。ちなみに今日は半年ぶりぐらいの休みやねん」
きっちり毎日定時、週休２日いただいてます。

Fちゃん「えー！せっかくの休みやのにどこもいかなかったんですか？」
俺「ゆっくり飲んでるんが好きやからな、とりわけこういうお店で。
それが最高の休日やで。」

休みでなくても飲み歩いてるけとな（笑）

Fちゃん「こういうとこ好きなんですね（笑）お酒も結構好きなんですか？」
俺「好きやねんけど、実はそないに強くはないねん（笑）」
Fちゃん「えー！飲み過ぎて今日潰れんといてくださいよ（笑）」
俺「まだ今日は大丈夫や」
Fちゃん「ちなみに酔うとどうなるんですか？暴れたり？」
俺「ないない（笑）もうええ歳やから。まぁ今日は大丈夫やけど、もし酔うてたらちょっとFちゃんに迷惑かけてたかもな」
Fちゃん「え、怖い（笑）どうなるんですか？」
俺「いわゆるキス魔いうてな（笑）だれかれ構わずチューしようと試みてるわ」
Fちゃん「怖い怖い（笑）」
俺「大丈夫や。確かにしようとはするけど、今こうやって警察に捕まらずに、５体満足で飲み歩けてるんは、成功したことないからやろうし（笑）」
Fちゃん「確かに（笑）ほんまにダメなら色んなお店から出禁くらってるでしょうしね（笑）」
俺「せやな。ただちょっと恥ずかしい話もあってな」
Fちゃん「なんですか？」
俺「変なあだ名が付いてるんや。もちろん発信はよく一緒に飲みにいく連れやねんけど」
Fちゃん「どんなですか？（笑）」
俺「一応仕事、鋳物を作る作業のことを『鋳造(チュウゾウ)』て言うんやけど、キスってのと相まって『チュー造』いうあだ名付けられてもうたんや。ほんま恥ずかしいて、おちおち飲みにも出れんで（笑）」
Fちゃん「（笑）いいじゃないですか！色んな人に覚えてもらいやすいあだ名で（笑）ちなみにここではまだそのチュー造さんの噂聞いたことないので、安心してください」
もちろんや、呼ばれたことないから。

俺「そうか、よかった」
Fちゃん「明日もお仕事ですか？」
俺「もちろんや」
Fちゃん「また、休み取れたら飲みにきてくださいね。酔いすぎない程度に（笑）」
俺「おう！またそんときは頼むわ」
なんや、もうちょいあだ名ネタで盛り上がれるおもたけど、今日はちょっと鋳物、鋳造いう設定が渋すぎたかな。
まぁこれも勉強や。
なんせ俺はでっかくマクロに物事を捉えられる男やからな。
細かいことなんか気にせえへん、ワカチコ！ワカチコ！！

帰りは「鶏そば145」へ。

鶏そば
145で「ひよこ」言うらしい。
店名のおかげで若干複雑な気分やけど鶏白湯うまいわ。

それにしても久々のミナミはやっぱ楽しかったな。
それまでは、またファンクラで良い店見つけて、なりきって行ってみます。

それではみなさんご一緒に
次回も、レッツなりきり！（だから、誰？（笑））
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